そういえば「ミンボーの女」の宝田明の芝居は生々しい。
2010.02.25 Thursday
私的な用事で、珍しくこんな時間(am 8:10)に中央線に乗ってます。
…参った。超満員。目の前のおっちゃんは早くも汗だくで、すぐにでもシャワーを浴びるべきなのに、一日のスタートからこんなだなんて、かわいそうにもほどがある。ドアが開くと同時に、舌打ちしながら人に体当たりしつつ下車するおっちゃんもいたり。舌打ちしたらいかんよ。精神衛生上よくない。
とにかく、だんじり祭を彷彿とさせる朝の通勤電車。こりゃ大変だ。俺のような素人は、おたおたしている間に首を持ってかれます。なんだか夜より朝の満員電車の方が殺伐としている印象。異様に静かなところが、神経の鋭さを感じさせます。
例えば、「御社」とか「弊社」とかなんて、一度も就職したことのない俺からしてみると、違和感以外の何ものも感じない言葉なんですが、会社勤めの方とかはけっこう頻繁に使うらしいんです。他には「地鎮祭」。
「えいっ。」
という掛け声と共に、盛り土にスコップを入れていく神道的な儀式ですが、小学生の頃に体験した時なんかは、姉ちゃんと一緒に笑っちゃってしょうがなかったんです。親父が中途半端なテンションで言う
「えいっ。」
は、面白さがジャイアンツ級でした(例えが昭和)。「えいっ。」という言葉は、そもそもある程度の高陽感なり筋力なりがかかっている上で発せられるものなわけですから、いくら儀式といえどもあれでは小学生のいい笑いの種です。別にバカにしているわけではなく。厳かに、つつがなく式を進行しようとする雰囲気も助けて、気の抜けた「えいっ。」に拍車がかかるわけなんです。ここはひとつ、「悪霊退散!!」とばかりにドカンといって欲しいものです。バカにしているわけではなく。
話がそれましたが、何を書きたいかというと、「御社・弊社」や「地鎮祭」などのように、普段触れる事のない人間には決して知ることのできないような独特な風習や慣例が、この満員電車の中にもあるのではないかと思っているという事なんです。もしかすると、なんとなく立ち位置なんかも決まっていたりして、今この瞬間にも俺を見ながら「そこ、俺の場所なんだけど。」みたいに殺意を向けてきている人がいるんではなかろうかと。もしくは、"肩掛け鞄"の持ち方なんかにもある一定のマナーなんかがあったりして、「こいつ、素人じゃねえかよ。」なんて嘲笑を浮かべて、俺の膝をカックンしようと画策しているストレスフルな状態の奴がいるのではないかと、そういう妄想が頭から離れないわけなんです。そういう事を考えるのが、面白くてしょうがないわけなんです。
よく見ると、ほら、隣のおっちゃんの肘が、ガッチリ俺の側頭部を捉えていますよ。ある?そんなこと普段ある?知らないおっちゃんが自分の側頭部に肘を当ててくるなんて。ほら、もう非日常ですもん。白髪混じりの品の良い紳士が
「君、おはよう。」
なんて言いながら肘を当ててくる事なんて無いわけですよ。さすがのフリーメイソンだってそんな挨拶しないはずです(あ、バカにしているわけではなく)。
やはりここは神秘のベールに包まれた、謎ゾーンであるに違いありません。朝の満員電車。きっと俺の知らない何かがあるはずです。こんな昼頃まで寝ているような、ボーナスなんて有り得ないような、福利厚生も行き届いてないような、そんな生活を送る俺には計り知れない何かがあるはずなんです。いやむしろ、そうでもないとおかしい!そんな謎ゾーンでもない限り、さっきから俺の"肩掛け鞄"の上に阿呆のように重たい手提げ鞄を乗せてくるこの若い女子の思考を理解する事ができない。この苦役を受け入れる事ができない!だからこれはきっと何かあるんですよね、たぶんね。俺だ。俺がいけないんだよね…。ごめんね、女子。俺はベンハーかっ!!
珍しく朝の更新でした。皆さんも、今日一日を頑張りましょうっ。
…参った。超満員。目の前のおっちゃんは早くも汗だくで、すぐにでもシャワーを浴びるべきなのに、一日のスタートからこんなだなんて、かわいそうにもほどがある。ドアが開くと同時に、舌打ちしながら人に体当たりしつつ下車するおっちゃんもいたり。舌打ちしたらいかんよ。精神衛生上よくない。
とにかく、だんじり祭を彷彿とさせる朝の通勤電車。こりゃ大変だ。俺のような素人は、おたおたしている間に首を持ってかれます。なんだか夜より朝の満員電車の方が殺伐としている印象。異様に静かなところが、神経の鋭さを感じさせます。
例えば、「御社」とか「弊社」とかなんて、一度も就職したことのない俺からしてみると、違和感以外の何ものも感じない言葉なんですが、会社勤めの方とかはけっこう頻繁に使うらしいんです。他には「地鎮祭」。
「えいっ。」
という掛け声と共に、盛り土にスコップを入れていく神道的な儀式ですが、小学生の頃に体験した時なんかは、姉ちゃんと一緒に笑っちゃってしょうがなかったんです。親父が中途半端なテンションで言う
「えいっ。」
は、面白さがジャイアンツ級でした(例えが昭和)。「えいっ。」という言葉は、そもそもある程度の高陽感なり筋力なりがかかっている上で発せられるものなわけですから、いくら儀式といえどもあれでは小学生のいい笑いの種です。別にバカにしているわけではなく。厳かに、つつがなく式を進行しようとする雰囲気も助けて、気の抜けた「えいっ。」に拍車がかかるわけなんです。ここはひとつ、「悪霊退散!!」とばかりにドカンといって欲しいものです。バカにしているわけではなく。
話がそれましたが、何を書きたいかというと、「御社・弊社」や「地鎮祭」などのように、普段触れる事のない人間には決して知ることのできないような独特な風習や慣例が、この満員電車の中にもあるのではないかと思っているという事なんです。もしかすると、なんとなく立ち位置なんかも決まっていたりして、今この瞬間にも俺を見ながら「そこ、俺の場所なんだけど。」みたいに殺意を向けてきている人がいるんではなかろうかと。もしくは、"肩掛け鞄"の持ち方なんかにもある一定のマナーなんかがあったりして、「こいつ、素人じゃねえかよ。」なんて嘲笑を浮かべて、俺の膝をカックンしようと画策しているストレスフルな状態の奴がいるのではないかと、そういう妄想が頭から離れないわけなんです。そういう事を考えるのが、面白くてしょうがないわけなんです。
よく見ると、ほら、隣のおっちゃんの肘が、ガッチリ俺の側頭部を捉えていますよ。ある?そんなこと普段ある?知らないおっちゃんが自分の側頭部に肘を当ててくるなんて。ほら、もう非日常ですもん。白髪混じりの品の良い紳士が
「君、おはよう。」
なんて言いながら肘を当ててくる事なんて無いわけですよ。さすがのフリーメイソンだってそんな挨拶しないはずです(あ、バカにしているわけではなく)。
やはりここは神秘のベールに包まれた、謎ゾーンであるに違いありません。朝の満員電車。きっと俺の知らない何かがあるはずです。こんな昼頃まで寝ているような、ボーナスなんて有り得ないような、福利厚生も行き届いてないような、そんな生活を送る俺には計り知れない何かがあるはずなんです。いやむしろ、そうでもないとおかしい!そんな謎ゾーンでもない限り、さっきから俺の"肩掛け鞄"の上に阿呆のように重たい手提げ鞄を乗せてくるこの若い女子の思考を理解する事ができない。この苦役を受け入れる事ができない!だからこれはきっと何かあるんですよね、たぶんね。俺だ。俺がいけないんだよね…。ごめんね、女子。俺はベンハーかっ!!
珍しく朝の更新でした。皆さんも、今日一日を頑張りましょうっ。